ネガティブな態度・発言にイライラ
あなたはお子さんと接していて、「それはわかってる!」と言われたことはありますか?
例えば、子どもが宿題をしているとき、アドバイスをする。
そのとき「それはわかってるよ!」と、本当はわかっていなかったのに言われてしまう。
そう言われるとこちらとしては、心の中で「どうしてわからないことを認められないの?」
「素直にわからないと言えばいいのに」とイライラしてしまう。
そしてつい、「本当にわかってるの?」
「わかってないでしょ!」と感情的に言ってしまう。
こういったことで、時には親子げんかをしてしまうこともあるのではないでしょうか。
じつは私も同じようなやり取りを何度も経験しています。
イライラから対処法を考える
私はこれらのやり取りにイライラし、親子げんかに発展してしまうことがありました。
そこで対処法を考えました。
1.勉強に関することなら、どう理解しているか説明してもらう
2.機嫌がよくなさそうなとき、それがお腹が空いた、眠いといった理由ならまずそれを満たすようこちらも動く
3.あまり重要でないことの場合はわかっているのだね、と聞き流す
4.生活面に関する場合、根気よく伝える
説明してもらうと本人がわからないことに気付き、こちらにやはりわからないから教えて、と言われることもあります。
また、説明できたら褒めるようにしています。
2の場合、まず夕食をだしたり、10分でも昼寝を促したりすることで子どもも満たされ、その後気持ちよく勉強できることが多いです。
4の生活面に関する例として、お風呂の後のバスマットはそのままにしておくのではなくハンガーにかけて欲しいとき。
何度注意しても「わかっているよ!」と言って、その後も繰り返すときは、実際に見本を見せながらその都度根気よく伝えるようにします。
子どもも今習慣を身に着けている最中だと自分に言い聞かせることもあります。
ある程度の割り切りも必要
こういってしまうと身も蓋もないのですが、こういった子どもの発言に対してのイライラはある程度仕方ないとの割り切りも必要に感じています。
周囲に家庭教師をしたり、塾の講師をしていた知人達がいます。
その方達に聞いてみますと、特に子どもの勉強面では、親子だとどうしてもイライラしてしまうことが多いそうです。
それだけの経験があり、他のお子さんには穏やかに教えられていた方でも。
ご家庭ではお子さんに対し、場合によってつい嫌味を言ってしまう、語調が強くなること、時にケンカをしてしまうことを聞いています。
アダルトチルドレンの方はどうしても一つの物事に対し一生懸命になり、何とかきちんとしてほしい。
そして、イライラしてしまう自分を何とか穏やかに穏やかにしなければ、とつい力が入ってしまいがちです。
私自身つい、イライラしていながらも、何とか落ち着かなければ、と力が入っていることに気付かされることがあります。
そうすると余計にイライラが増してしまうことがあります。
しかし、できる限りの対処を考え努力しながらも、お子さんに対してイライラしてしまうことを受け入れることもとても大切です。
そんな自分を受け入れることで自分の心に風穴が空き、ふと力が抜ける感覚が得られます。
そうすると、子どもの面倒くささや、不機嫌さからくる発言も受け入れやすくなってくるのではないでしょうか。
自分も子どももネガティブなときがあることを受け止めることで、相手を理解する幸せにつながっていくと感じています。